ハレホレ四賀【松本・四賀地区ご案内ガイド】

むらの日々

地区の秋祭り(その1)

イベント・行事

先週の土日は我が家のある召田町会で「天道社祭典」でした。
台風の心配がありましたが、当日はすっかり晴れて、30度近い気温。お祭り日和となりました。
お祭りは年間を通していくつかありますが、この秋祭りが一番盛大なお祭り。
ぶたい(山車)を引きながら演奏するお囃子の(飲み会メインの)練習も、1ヶ月前から週2回してきました。23、4世帯の小さな町会ですが、皆で協力してお祭りをつくっていきます。

初日は6時過ぎに集まり、まずは日本酒で一杯。(この一杯が後ほどじわじわと効いてきます‥。)
仕入れてきた海産物を並べて「朝市」をやります。
イカ、サザエ、マス、サンマなんかが並び、地域のお母さん達が買いに来るのです。

朝市が終わると皆で朝ご飯。ビールで乾杯し、かまで炊いたご飯と、サンマのタタキや刺身やイクラ、ウニをつまみに飲みます。かまで炊くご飯、おこげがあって美味しいんですよね。

朝の宴会ですっかりいい感じになってしまってますが、ここから準備。
「ぶたい」と呼ばれる山車を組み立てていきます。

普段はバラして倉庫に保管されていますが、柱を立て、屋根を取り付け。
前後には長い竹を使って舟の形に仕立てていきます。収穫祭なので先端には籾を吊るします。
大きな幕を張って、提灯を吊るし、大太鼓、小太鼓を設置。電飾を仕込み、鮮やかな竹飾りで装飾していきます。
ちなみにこのぶたい、昔は皆で担いで山の上のお宮まで上ったらしいですが、人手の減少でそれが難しくなり、車輪をつけたぶたいを綱で引く、というスタイルに現在はなってます。

その他、灯籠を設置したり幣束(白い紙の飾り)を縄にくくったりして町内はお祭りムードに。

昼ご飯を挟んで夜の祝宴の準備。「富くじ」というくじ引き大会の景品を並べていきます。この富くじの景品が実に豪華多種で、特等の40型液晶テレビを筆頭に、1等オーブンレンジ、2等草刈り機と続きます。その他、季節のフルーツ類や松茸、カルビ肉などの食べ物や長座布団、ストーブなどなど。草刈り機の替え刃や手押しの一輪車、軍手、枝きりバサミなど田舎ならではの実用品も。
ちなみに私も景品として自作の「小銭入れ」「ペンケース」を出品させていただきました。

諸々の準備が終わったところで夕方に一度解散です。

夜に今度はハッピを着て再集合。花火の合図とともにお囃子の演奏を開始。
徐々に地区の人が集まり、ぶたい引きのスタートです!
太鼓と横笛の音色が夜の町会に響きます。皆で声を出しながら町内を練り歩きます。
私はお囃子の横笛を担当してますが、これが難しいんです。似たような曲が13曲!もあります。
年々ちょっとづつ吹けるようにはなってきましたが、まだまだ。熟練の方と出る音が違うのです。

1時間半ほどぶたいをひいた後はメインの宴会。そして富くじ大会。例年通り大盛り上がり。全く公平な抽選会なんですが、不思議と毎年誰かしらアタリ年の人がいますね。
革の小銭入れとペンケースも喜んでいただけたようです!

我が家の当たりは今年はジョウロのみでした〜。(去年も当たった)

地区の方々が捌けた後も男だけでの飲み会は夜中まで続きました。

→レポートその2に続きます。

この記事を書いた人

Yu Aihara
Yu Aihara
グラフィックデザイナー、靴製作家。
2016年の春より四賀地区在住。

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